食品化学科  総合実習

茶畑管理・茶摘み・製茶 実習

 Menu   茶畑管理実習   茶摘み実習    製茶実習
茶畑管理実習
お茶畑は、圃場の一番北にあります。お茶畑から飯田の町並みがきれいに見えます。
栽培しているお茶の株が所々枯れて隙間ができていました。
そこで、1年生が授業でお茶の株の補植(ほしょく)をしました。

お茶の圃場で枯れてしまったところへ、新しい苗を植え付けています。
茶摘み実習
お茶摘みを6月3日(月)に行いました。初めての茶葉を収穫しますので、新茶と呼びます。
年に1回の一大行事です。早朝8時から食品科学班の生徒が茶摘みを開始し、9時からの授業で食品化学科の生徒全員が参加しました。
 今年は4月の遅霜や雨が少なかった影響で茶の成長にばらつきがあり、昨年より2週間ほど遅れての茶摘みです。


 茶葉の摘み方には「一芯二葉」や「一芯三葉」があります。お茶の葉は、芽が開いて葉となり成長し、枝先に位置するほど葉は新しくなり、先端の葉はまだ開いていない芯芽となっています。
 茎のいちばん先端にある芽の部分とすぐ下にある3枚の若葉を摘み取る方法を「一芯三葉」(いっしんさんよう)といいます。
学校では、この一芯三葉で収穫していきます。取り残しがないようしっかり見ていきました。




食品製造に関わるすべての学科クラスでお茶摘みをします。天候に恵まれ、お茶摘み日和となりました。摘み取った後、出てきた芽を収穫することを2番茶と呼びます。

製茶実習
生の葉で約50kg収穫できました。これを2回に分けて製茶を行います。
 1回目は22.8kgを11:50から蒸し始め、粗揉、揉捻、中揉、精揉、乾燥させました。16:50に乾燥終了。5時間かけて約1/5の重量の荒茶になりました。
 2回目は残り27.2kgを15:30から蒸し始め、20時までかかりました。お茶は貴重なものだと実感しました。
 この後、荒茶にしたものは中根園さんに協力いただき仕上げ、火入れ、包装をしていただき100gの煎茶と茎茶ができあがります。

  
送風機で保管した茶の取り出し              給葉機で蒸し機に送る

       蒸しているところ          粗揉(そじゅう:熱風を当てながらお茶を揉む)

揉稔(じゅうねん:葉に力を込めて揉む)

中揉(ちゅうじゅう):回転させながら熱風を当て揉む  精揉(せいじゅう:葉が細かくなるように乾燥)
     乾燥(40分乾燥させる)                 荒茶完成            

中根園さんで包装してもらいました。 

戻る